町の機能も自然も欲ばりたい、都会での生活にちょっと疲れた、子育てしやすい環境を探している、というあなた。
青森県おいらせ町で、暮らしてみませんか?
一方で、パートナーの転勤やUターンについていきたいけど、おいらせ町がどんな所なのか分からなくて不安……というあなたにも分かるように、東京出身・東京在住のアラサー女子ライターが、実際に現地へ行って取材してきました。
どんな所なの? 不便じゃない? やっぱり車って必要? などなど、「ヨソモノ」だからこその視点で見てみると、おいらせ町は移住の魅力にあふれた町でした!
生活するのに程よいサイズ感の町です
初めての土地への移住を検討する際は、日常生活に必要な場所、たとえば行政機関や商業施設へのアクセスが特に気になりますよね。
もちろん住む場所により若干の差はありますが、おいらせ町の中心的な住宅街を起点として
大体の場所は車で約5〜20分圏内にあるので、アクセスはとても便利なのが特徴です。どんなものが圏内にあるかというと、
・おいらせ町役場
・図書館
・郵便局
・スーパー
・コンビニ
などがあります。
生活するのにやはり車は必須ですが、都内と違って道も広々としているし駐車スペースも広いので、運転にあまり慣れていない私でも快適に運転・駐車ができました。
おいらせ町役場
図書室内
下田郵便局
コンビニがそこかしこにあり、大きな商業施設ならイオンモールがあります。
イオンモールには、次の施設や店舗などが揃っています。
・食料品売り場
・カフェ
・レストラン
・ファッションショップ
・生活雑貨店
・映画館
・病院
イオンモールの駐車場の様子
さらには、三沢空港まで車で10〜20分ほどで行けるんです。しかも空港の駐車場は無料!(駐車場が無料って、東京では考えられないですよね)
三沢空港
三沢空港からは、東京(羽田)・大阪(伊丹)・札幌・函館行きの便が出ています。
東京までは1時間ちょっと、大阪までは1時間半ほどで行けます。
新幹線の発着駅である八戸駅までは、車で30分ほどです。
飛行機や新幹線へのアクセスも良いので、旅行や出張時の移動も楽ちん。
東京への帰省は、思ったより気軽にできそうです。
車で5分、自然の中でリラックス
大自然というよりも、気軽に行ける「ちょうど良い自然」が身近にたくさんあるのも、おいらせ町の魅力です。
代表的な場所を挙げると、まず「いちょう公園」があります。
ブランコやすべり台など子供用の遊具から、芝生や散策路、テニスコートや体育館などの施設も充実しています。
いちょう公園を訪れると必ず目に入るのが「自由の女神像」。ニューヨーク市とおいらせ町が同緯度で結ばれていることから、建てられたそうです。
木々の中に突如現れる自由の女神。
近くで見ると結構迫力があります。
公園に遊びに来ていたファミリー♪
おいらせ町の隣にある三沢市には米軍基地があるので、外国人の姿もよく見かけます。
次におすすめなのが「下田公園」。冬には白鳥が飛来する池(間木堤)や、木々や木漏れ日がとてもきれいなキャンプ場があります。
間木堤
キャンプ場
キャンプ場ではバーベキューやテントを張ってのキャンプができますし、芝生で覆われているのでレジャーシートなどを持って気軽にピクニックや森林浴も楽しめますよ。併設しているトイレも清潔です。
公園の近くにはおいらせ町民プールもありました。
いちょう公園も下田公園も、東京に住む私が「公園」と聞いて想像するものとは全然違って、とにかく広い! 広々としていて、気持ちがいいです。
気分転換やリラックスをしたい時、自然の中で気軽にレジャーを楽しみたい時にぴったりの場所です。こんな場所で気分転換できたら、仕事もはかどりそうだなと思いました!
さらに、おいらせ町のすぐ隣にある三沢市には、海水浴場「三沢ビードルビーチ」もあるんです!
三沢ビードルビーチ
私が行った時は引き潮でした。
周りにテトラポットがあるので波も穏やかですし、近くには更衣室やトイレもありました。
気軽に森も海も楽しめるのはいいですね♪
ちなみにこんなに自然が豊かなのにもかかわらず、青森県内で積雪量が最も少ないのもおいらせ町の特徴です。
真冬も雪かきをほとんどしなくても良いくらいの積雪量なのだとか。
雪に慣れていない人でも、移住しやすい町だそうです。
私も含めて、東京住まいであまり運転に慣れてない人には安心ですよね。
保育料や医療費など、子育て支援がかなり手厚い!
実はおいらせ町は、子育て支援がとても手厚いんです。
たとえば保育料は第2子が半額、第3子以降は無料。第1子の保育料も、国の基準よりも大幅に下げているため町民から非常に好評とのことです。
医療費も中学生以下は無料、放課後の児童クラブも無料で利用できます。
インフルエンザのワクチン代も助成金が出るので、低い自己負担費用で受けられます。
待機児童もゼロで、むしろ施設に少し空きがあるくらいです。(※2018年9月現在)
「おいらせ町は本当に子育てに向いてると思います。第3子以降は保育料が無料なので、子どもたちには休まず行ってほしいです(笑)」とは、6人のお子さんを育てつつ町内の介護施設でフルタイムで働かれているお母さんのお話。
仕事をしっかり頑張りたい女性にとって、子育てとの両立がしやすい制度が整っているのは嬉しいですよね。
- 国の基準により、年収によって第1子の基準が異なります。年収360万円未満の世帯:年齢制限なしで、小学生以上の子どもでも第1子としてみて、第2子半額。
年収360万円以上の世帯:同時入所の子どもだけを第1子としてみて、第2子半額。 - 生後6月から高校3年までと妊婦及び産婦が対象の「任意インフルエンザ」は、1年に2,000円の助成が受けられます。
ただし、年齢によって2回ワクチンを受ける人もいるので、その人は1回1,000円で2回で2,000円です。
人も魅力、よくばりさんにぴったりの町
町にも自然にもアクセスしやすく、しかも子育て支援が充実している場所というのは、なかなかないんじゃないかなと思います。
私は途中から本気で移住したくなり、町民の方々に根堀り葉掘り質問攻めに(笑)。
でも皆さんとても気さくに何でも答えてくださって、人の魅力もおいらせ町の魅力のひとつだなと感じました。
インタビューにご協力いただいたおいらせ町の皆さん、ありがとうございました!
記者の紹介
稲員 未来(いなかず みく)
大手メーカー総合職→派遣事務職→営業→Webエンジニア という経歴を持つ。
大学時代の専攻は韓国語というど文系だったが、社会人5年目にしてプログラミングの勉強を始めて、約7ヶ月後にエンジニアとしてのキャリアをスタート。
また、フリーランス翻訳家やライターとしても活動している。
人生を楽しく豊かに生きていくため、パラレルキャリアやリモートワークに興味あり。