住み慣れた京都から、おいらせ町へ。夢だった”粉もの&カフェ Coo~“を開業。

藪 学さん、豊子さん

  • 木ノ下小学校区在住

京都府 から Iターン

今が幸せ。とても楽しいです。おいらせ町に住まないで、どこに住むんだっていうくらい。
地元京都は、「友達に会いに行く」場所で、おいらせ町が私たちの帰る場所になりました。

京都から、おいらせ町に移住したきっかけは?

住んでいた京都は、夏は湿気がこもり40度を越える暑さ、冬は冷気がたまって底冷えする寒さになります。さらに、移動する際の公共交通機関は人で溢れかえり、京都での生活に疲れてきた頃、青森に勤めていた長男から「青森県はいいところだよ」と聞きました。そんなにいいところだと言うなら、実際に行ってみよう!ということで、夏と冬の時期に足を運んでみたんです。その時に、初めてお会いしたおじさんから、野菜を貰ったり、近場の温泉を教えてもらったり。その後に会う人も、みんなが驚くほど親切で、この優しさはココの地域の人柄なんだと感じました。「移住してきなよ!」と背中を押してもらいましたね。

移住前、不安だったことは?

青森県ということで雪と方言が心配でした。
雪については、実際に冬を2回越しましたが、おいらせ町は、青森県内で最も降雪量の少ない地域なので、関西人の私たちでも生活しやすいです。家も雪国仕様で暖かい造りになっているし、外出する際も車移動で、外を歩くことがないので、寒いと感じることはほとんどありません。



雪といえば、雪が降っても傘をささないことに驚きました。ふわふわの雪なので、濡れることがないんですよね!雪国に住んだことがなかったので、冬の生活も楽しんでいます。

方言については、関西人の私たちがコミュニケーションとれるのか…筆談が必要かもしれない…と思っていたほど、心配でした。
実際に暮らしてみると、色々な地域の人が集まっていて、お互い歩み寄って会話するので、困ることはありません。南部弁は可愛らしい話し方でキュンキュンします。今では分からない方言を教えてもらうのも、楽しみの一つです。

おいらせ町でお店を始める経緯

50代半ばで、仕事を探すのが大変ということもありましたが、もともと友人にご飯を振舞うことが好きで「こんなに美味しいものが作れるなら、お店を出しなよ。」と言ってもらい、いつかはお店を出したいと考えていました。でも、京都だと家賃だけで20~30万の経費が掛かることや、京料理や料亭の文化のある街では難しいと考え、お店を出すことは諦めていました。
おいらせ町に移住を決めて、青森県の方に本場関西の粉ものを食べてもらいたい!この地であれば夢だったお店が出せる!と思い、粉もの&カフェ Coo~をオープンしました。


家賃や土地が安いのも、起業しやすいポイントでした。食材はいいものがたくさんあるし、関西では食べられない食文化もあるので、飲食業を始めたい方には、面白い&贅沢な環境だと思います。

おいらせ町で生活してみていいなと思うこと

実際に暮らしてみて、おいらせ町は「高原」の雰囲気です。キジやカッコウ、うぐいすの鳴き声が聞こえて、涼しい風が流れている感じ。ハンモックに揺られながら、空を眺めていると、とても気持ちがいいです。あぁ~移住してきて良かったな。と感じる瞬間です。
あとは、隣の三沢市で働いている米軍の子供たちが、公立の小中学校に通学していて、国籍も出身地も関係なく、みんなが友達になれるところです。「うちに遊びにおいでよ!」がホームステイになる。英語を自然に覚えられる環境が身近にあって、子育てにもいい環境だと思いました。

最後に一言

今が幸せ。とても楽しいです。おいらせ町に住まないで、どこに住むんだっていうくらい。
私たちは、知り合いが全くいない地に来たので、移住当初は何をするにも、どこに行けばいいのかすら分かりませんでした。でも、町の人はみんな人懐っこくて、フレンドリー。質問すれば親切に教えてくれる方ばかりです。とにかく“人がいい”ところが一番の魅力だと思います。
私たちのお店「粉もの&カフェCoo~」に来てもらえれば、先輩移住者として皆さんをお迎えしますので、青森県に来た際はぜひ遊びに来てください。

interview

青森県の美しい自然に囲まれたおいらせ町。ここでは新たな移住者たちが、それぞれの人生を豊かに生きています。
ここおいらせ町で新たな人生を歩み始めた方々に、その魅力と生活の喜びについて語っていただきます。
これからおいらせ町への移住を検討している皆様!ぜひご覧ください。